おそ松さん 第3期10話「ZANSU」「人狼」そのまんまじゃん、これ

おそ松さん 第3期10話「ZANSU」「人狼」観ました。

前半「ZANSU」冒頭、コロナ自粛が過ぎて暗澹とした世間…みたいな想定が提示され「本当にこんななってたら感染拡大してねえ」とかニコ動※入ってましたが。

 

「話作る時はここまでコロナに悪慣れが広まるとは思ってなかったんかな~」と、まあ"事実は小説よりナントカ"ですわ。これも正常化バイアスかしら。

 

で、ふと作品内とリアルを比較してみたら、余りに「そのまんまじゃんこれ」で驚いたとこが二点。

「ZANSU」は、ともかく前向きっぽい雰囲気で皆が支持すれば、ルールなんざ100%無視して暴走しようが咎められない…という話です。

どっかで聞いたことないですか。ていうか最近そんな話ばっかでウンザリしませんか。

多分作品が意図した社会風刺は一般世情方向で、最も「ソレ」の悪弊が社会問題化している政財界方面は意識にないような気がしますが。偶然その方面を最も刺している。

 

更にアレなのは後半「人狼」。

例によって無責任とクズっぷりの極致を発揮した長男が、危機感を抱く人々に。

「そんな問題なんか放置して楽しくやろうよ~雰囲気悪いじゃん~」

とひたすら混ぜっ返し続け、根負けした全員が生死に関わる問題を忘れ"なんか前向き"になってしまい、結果…みんな死ぬ。

 

すっごい「今現在の政治状況そのものじゃん、特にコロナとか」ですよ。

長男のポジは無論、前総理~現総理ですね。(あと支持層の自称リアリスト)

おそ松のキャラって特定のモデルがいるはずはなく、単に『希によくいるクズ』『迷惑な奴』の属性を極度に誇張しカリカチュアしたらああなった…てものでしょうが。

しかし『クズ』性を突き詰めて強化したら、あら不思議、現行政権のトップ層と尽くの言動が丸被り…ってどういうこってすかね。

 

ホントいい加減にしろや。