世の中は変わらない〜、と言い続ける人たち

http://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.huffingtonpost.jp/2018/12/01/anri_a_23606141/
史上初 男の子プリキュア誕生 シリーズ放送開始から15年 | ハフポスト

話題のこの回、記事のテーマとは別に関係なくて恐縮なんですが。
今回見てて特に思ったんですが、クライアスは「世の中絶望しかないゾ〜」と無理に言い聞かせて相手を絶望させようとします。そりゃ、そう思ったら絶望もするよね…って感じで「予言の自己成就」ぽい。
まあ、ここらは児童向けですんで大変わかりやすい悪者像です。

ただこれリアルでも似たような人は幾らもいるなあ…と。
先日も政権への批判記事にちょくちょくいました、

「どこの政党でも変わらない〜、どうせ政治は変わらないんだ〜」

て執拗に言ってくる人ら。
いや、そんなこと言ってて何もしなかったらアカンやん、どこの悪役だお前ら、と。
消費増税入管法etc、最近ネット上でも安倍政権擁護がしにくい事例が増えたらコレなんですね。最後は"何をやっても無駄だ〜"ときた。

そもそも政権交代ってのは最初イイと思ったとしても後からダメになったら換えようって制度だし。多党制だって、政党間で良いところ悪いところあるのが当然だから、その良い方針は支持して延ばし、悪いとこは対立党を使って制止する、そういう制度です。
最近やたら多い「こんな完璧な政党がないから困る」「コレとアレとソッチを主張する党があれば」なんてのは民主議会政治を根本から理解してないとしか。
何のために多様な政党が政治の"多様性"を担保してるんだよっていう。

まあ見え透いてますけどね。
どこの党も同じ〜、とか言ってくるのは大体、現政権の支持者でしょ。或いは非自民のアンチかもしれませんがまあ、いずれにしろ…。
「どうせ変わらないよ〜」とか言い張ってるのは、当人が変えたくないと思ってる側だというだけです。そういう思想が広まったら実際変わらなくなるから。
『予言の自己成就』です。

もし万一本気でそう思ってるなら、そんな何の役にも立たないことは思ってても言わないでくれませんかね、変えたい側にとって迷惑だから、変えるなとは言ってないのなら。

えっ… 『ケムい』のって実害にならないの???

http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2017/04/post-18c8.html
『やあ、僕だよ。久しぶり。 極東ブログ

記事中で「もし定説ほど受動喫煙の害がなかったら」という仮定から「嫌煙運動は感情的な正義の暴走かもしれない」的な、いつもの逆張り論に落ち着いているんですが。

えっ・・・ナニ、「ケムい」のは肉体的な被害に入んないの?
いや立派な実害でしょそれ、気分の問題とかじゃないですよ。
少なくとも、喫煙者を嫌ってるから過剰反応ではないか…みたいな話に仕立てるのはどうよ。

基地騒音訴訟とかで確立しているように「うるさい」とかも立派な実害ですよ。
電車で子供が泣くとかに適用されないのは、社会運営上で不可避だとか、受忍限度内だとかいう事情の合意があるからで。
喫煙に、そういう「不可避的な事情」とかないですよね。
少なくとも、健康に超悪いのでなきゃ嫌煙は我儘だ…と切って捨てる程には。

要するに、嫌煙という社会合意が成立しつつあるのに対して、なんか嫌味が言いたいというだけなんではないかと。「ちょっと気に食わないから」

そも「定説が覆ったなら」の前提の話は「覆ってなければ」の話と等価のはずなんですけど…今はまだ有害説が科学的な公式なのだし。
何でまた、現状の科学的社会認識(合意)と食い違うものをデフォ扱いに「社会感情は非科学的」みたいな論調に纏めてんですかね。(言い切ってないからセーフですか)

「反PCでトランプ勝った」とか言ってるの日本人(の一部)だけだよね

ここ数日すっかり、PCの棍棒とかそんなんで持ち切りですが。
そういうPC対反PCみたいな話で沸いてるのはあくまで一部ネット界隈、かつ日本だけです。
元ネタはこの人みたいですが。
http://b.hatena.ne.jp/entry/togetter.com/li/1046979

トゥゲッターの纏めですが、発言はたった一人分しかありません。唯一引用されてる他の人の意見は「俺んとこ全然そんなじゃないヨ」です。
他のツイートを見るとかなり極右寄りの人らしく、まあ野生のテキサス親父というか。
PCの反動のせい〜とか言い立てる人らはそんな"一個人の感想"を真に受けて、他方ではヘイトクライム続発の報道等を疑問視してたりするという…リテラシー…。

選挙報道等でトランプ支持者の声として出ていたのは、主に反グローバル、反ウォール街、一国主義といったテーマでした。なんかネット界隈だけ、すっかり忘れられてますけど。
トランプは思想的に間違ってるけど、そういう政策面でやらせてみたい、的なコメントをよく海外発ニュースで見ました、「鼻をつまんで投票する」的な態度ですかね。
差別を容認するから支持、みたいな話は、KKK代表みたいな反社会的思想の人らでないと、あまり見ませんでした。

ラストベルト一帯の支持なぞ、まさに反グローバル、反中央でしょう。
経済的支配階層への大衆抵抗、という点ではPC的にむしろ順方向で、あまり反PC的ではありません…財界言説的にゃ違うかしれんけど。
これは共和党財界筋とトランプの対立点で、ネット界隈の自称リアリスト諸氏にも嫌われそうですね。サンダース支持層の一部が流れたとされる要因もこれです。
(実態的には面従腹背だろうという話は別として)
トランプの差別容認的な反PCは、戦術としてはマイノリティ票を敵に廻した不利要因でした。

マイノリティの多い州も獲ったとか、女性票も獲ったとかいう話でマイナスになってないという意見も見ましたが、そのマイノリや女性が「自分らを差別するから支持」したハズありませんわな。せいぜい他の課題の為に我慢した、程度でしょう。
反PCが主たる勝因ではないという、逆の補完材料でしかない。

一連の論争で「トランプ支持者を全て差別主義呼ばわりするな」て※見ましたけど、誰もンなこと言ってねえっての。
PC棍棒とか言って、さしたる理由もなく差別を容認させたがる奴は差別主義者だ、と言ってるんで。
とりあえず「差別してもいいじゃん」とか軽々に言わなきゃいいだけです。

…とまあ、別に反PCでトランプが得票したという根拠なんて殆ど無い訳ですよ、違う要因に依るという話は多々ありますが。
にも関わらず「PCが行き過ぎたから皆トランプに入れたんだ」と言い張る方々、トランプ支持者を差別主義扱いしてるのも、馬鹿にしてるのも、そういうPC嫌いな人らの方なんじゃありませんかね。

マスコミ不信もいいけど、なら別の信用できるソースくらい踏まえてから言ってもらわんと。

で、お前ら党首選期間に経済語りましたか?

http://lullymiura.hatenadiary.jp/entry/2016/09/16/010831
民進党代表選と蓮舫新代表 - 山猫日記

保守派政治学者の三浦氏による記事。
例によって「民主党は経済をやれ」はまあいんですが。

これ激しく同意する人らに聞きたいんだけど、あなた方党首選期間中に経済視点で語ってましたか、と。
民進党首選開始早々に出てきたゴシップ「二重国籍問題」だいたいこれで持ちきりでしたよね。
お陰で、それ以外の観点(経済とか)で言及する人なんざ殆ど目に入らない有様に。
経済方向とかに高い関心が集まってたようには到底見えなかったんですが。
だいたい、コトの発端というか火付け役がホシュ「 経 済 学 者 」のノビーですよ。

安倍政権支持ですっかり暗黒面に堕ちたと評判の「経済学者」高橋洋一氏とかも追随して、法務省が判断不能と回答し、党首選も終わった今も執拗に違法と断言し続け食い下がっている有様。
とばっちりで二重国籍を持つTBSアナに向けて国籍剥奪しろとか吠えたててます。もはや赤狩りならぬ外国籍狩り。

ネット見てて思うんだけど、民主〜民進関係の政局にあたって話題になるのって大体が、売国呼ばわりだの今回の国籍差別だの、そんなネタばっかじゃないですか。
それが終わると、取って付けたように大所高所から経済ガ〜、とか御高説あるという。

経済やれ、だけならまだいんだけど、多くの場合は「それ以外のことは俺が嫌いだからやるな」ていう話とセットだったり。
…経済やってたらそれで合格なんじゃなかったのかよ。
結局その物言いは、後者が本音で前者はそれを正当化する為のブラフなんじゃないのかと。
「やるな」とか言い出すなら結局、経済以外に拘ってるのはそっちやん。

片山さつき氏をdisる体でバックアップする隊長

http://lineblog.me/yamamotoichiro/archives/10156547.html
『貧困バッシングがらみのネタ』

すごく案の定な記事でした、ネオリベ方面が抱える貧困支援への偏見の再提示ですね。
デマに乗った片山さつき氏を末尾でdisってますが、言ってる内容は彼女と同じです。
しくじった鉄砲玉を切り捨てた親分が仕切り直しでしょうか。
こんなんでも、とりあえずサヨクハー言って「ネタ」自称すれば批判される側から逃れ得るネット界隈ってホント甘い…。

「ただ、他人さまからお金をいただく立場の人が、自分の生活を立て直してより良い仕事を
 したり、未来に向かって自分なりに職業訓練をするなどして扶助を受ける側から脱する
 努力をしましょう、という一定のコンセンサス」

隊長みたいなネオリベ言論が、格差問題を否定する為にネットへ広めた虚偽論点ですね。
片山さつき氏の言い分も概ねコレですし、JK個人をひたすら個人情報でバッシングする人ら
の基本認識もこれでしょう。

「貧困で苦しんでいる人たち自身に対して、恐らく叩いている人らは何も興味はないのだろうなあ」

ひたすら粘着されてますが何か。
幾ら叩いてもいい、人間的同情がない、という意味なら確かに関心ゼロですがね、最悪の意味で。

雇用者側のことも考えろたって、現状は労働分配率は低下の一途、企業内留保は史上
最高水準、富裕層の収入ばかり偏って増えてるという経済情勢を知らんのかヨ財界人め
ここんとこは凄くピッタリのブコメがありました。

btoy
「利害関係者ねぇ。格差って勝手に広がったんだっけ?/隊長は地方にしろ弱者にしろ
 切り捨てるのが好きよね。
 格差社会言われているのに今さら自助努力とか切り捨てる為のエクスキューズでしか
 無いんじゃないの?」

ネオリベ界隈の定番言説としちゃ、利益を出せない企業が退出することで経済が活性化し
生産性が上がる…みたいのが定番ですけど、こういう時だけ競争原理とか封印するんだモンなあ。
時給1500円的な話をサヨクの妄想とか上から目線全開で嘲笑してますが、発信源は自由主義の本家
米国なんですがね。あと先日WBS日経ビジネス編集長もソコおもっきし主張してましたけど。
企業運営は経営者だけでなく労働者あって成立するものですし、過度な経営への資本集中を
緩和して、市中景気を引き上げ経済活性化する、てのが最近の積極時給底上げ論ですよ。
どっちか言えば浮世離れ感覚なのは、そういう時流に乗り遅れた(又は逆らう)隊長なのでは。

だいたい、基本的に事実認識がおかしいですねこの記事。
「貧困に陥っている奴がアニメグッズを持つな、アクセサリーをつけるなということではなく」

いや叩かれてたペンセットの件とか、ちまちま小物買い集めたらそんだけで否定されてますよね。
大体実効はともかく、あれはJKにとっては自己投資目的で、記事中にある職業訓練そのものなんだけど。
「働きもせずに支援を求めるな」て前提も入ってますが、子供の貧困で児童は労働できませんし、
大半の場合は片親が目一杯働いてて、それでも貧困とかそういう話なんですが・・・・・・・・・。

エアコンの件等も叩かれてましたが、貧困だから買うなって話ですよねあれも。
原発停止でエアコン停まったら貧者が死ぬ、とか前に流行った物言いなら、持ってていいはずだけど。

結局エアコンデマ報道で貧者dis側の旗色悪し、と見た隊長が、基本認識を訂正以前へ巻き戻そうという記事と見ました。

別に贅沢なんぞしてないよ、という証拠が一件派手に打ち上がった。
 ↓
でもサぁ、やっぱり働いてない人らは身を正してもらわんと支持得にくいじゃない?
(別に正してないという事実は な い、逆に言い掛かりの訂正ならあったけどな!)

「余計なことしなきゃ支持伸びるのに」(投票するとは言ってない)

http://b.hatena.ne.jp/entry/bylines.news.yahoo.co.jp/bradymikako/20160325-00055564/
定番「安保や原発で反対ばかりしてるから悪い」てポジショントークが花ざかりです。

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO98796200U6A320C1000000/
丁度よく、英エコノミスト転載記事が。
こっちでは、安保法制や原発を、反対する国民が多いとし、官邸の強行姿勢を政権リスクと捉えています。改憲への前のめり姿勢も、総理への支持を削りかねない、主権者と乖離した政治姿勢と見做しています。

世論調査では原発、安保法、改憲、どれも反対が一貫して優勢なのですが、どちらが実態に近いでしょうか。…ネットのオレ観測範囲では、とかいう話でなく。
国民的関心にコミットするから、だから国民の支持が得られない、という理屈は単にその人がソコ嫌いなだけなのでは。
(ていうか、支持の伸長してる海外左派、も脱原発や平和主義は普通にやってますね)

ここから本題ですけど。


「安保や原発反対なんかしないで、**に特化すれば、支持が伸びて与党と勝負できるのに」
 (**は、経済とか子育て、雇用、若者etc好きなもの入れてね)

すっごいデジャブ感あるんですよ、この台詞。
どこでかと言えばネットよりは、WBSや主要紙みたいなマスコミ言説ですけどね。

「責任政党目指すなら、福祉とか耳やさしい言葉だけでなく、国民に痛い改革(=緊縮)も唱えるべき」
「政権を意識するならば、財政再建の道筋を目指せ」
「雇用改革や法人減税などの現実的施策を視野に入れなければ責任政党にはなれない」
「国政政党なら消費増税という喫緊の議論から逃げるべきではない(増税しろ)」

掲げた課題はほぼ逆方向ですが、すごく似てませんか、言いようが。
そして、そこ改めたからといって、非自民を彼らが支持するかは別問題ですね。
二言目にゃ左派ハー、とかいう人ら、言った通りにしたらミンスに投票しますか。
ていうか、そういう部分どんどん削っていけば、単に自民党と一緒になるから「じゃ自民でいいや」てことにしかならんのでは。

後段で並べたマスコミ言説て、出処は政財界、要するに『財務省レク』ですわな。
それに従ってミンス政権が消費増税を(自公に寄り添って)受け入れ、当初の「消費増税反対」の看板を降ろしたとこから今の零落があるわけです。
下野当時、「抵抗で実行できなかったのはある程度仕方ないが、やらないと公約したことを実行したのは許せない」て声がありました。
路線変更てのはそういうことですよ、特に、世論(↑)と変更内容が相反する場合は。

「育休」蓮舫批判に見る激しいデジャブ感

http://b.hatena.ne.jp/entry/twitter.com/renho_sha/status/679805060893650944
すごく…見覚えのあるブコメ風景だなあと。


「民間給与の引き上げを要請致します!」

「さすが安倍総理、経済わかってる」
「これ批判するとか、お前ら給料下げたいのかよ」
「労組とかサヨク今まで何してたんだよプゲラ」
「自民とどっちがリベラルだか、もうわかんねえな」
「日本のサヨクこそシバキ主義だよなあ、バカだ」
「文句つける野党は労働者の敵だろ」
「モヤシ食ってアピる暇があったら実態策取れや空きカンwww」(おっと何か混じった)

…んでまあ政権3年。
総理の断行した消費増税もあって、景気は冷え込みながらも物価だけは上がり、皆さんサラリーの具合は如何でしょうか。
統計的な話に限れば、ベアアップしたとはいえ物価に追いつかず、実質賃金目減りの情勢です。
原油安から物価上昇は政府日銀の思惑を下回っていますが、これは景気に対してはプラスと分析されています、それでいて成長率はマイナス近傍をうろつく程度。
そして消費増税+法人減税というお馴染みのコンボが実現目前。

でも、政策的に給与の上がる具体的制度化を殆どしてないとか、或いは3年もやってて実績が上がらんて無能じゃねえのか、とか。
あんまり批判されないんですよね「給与上げ〜」て口先で唱えてるから。
腹ン中のことはどうあれ。